犬と飼い主がボタンで会話するという今までに無かった愛犬とのコミュニケーション方法がSNSで爆発的に広がってきています。
その方法は?どんな会話をしてるのか?日本語でもできるのか?詳しく調べてみました!!
犬とボタンで会話する?!
発端はアメリカで言語の発達に問題をかかえる子ども達をサポートする言語療法士のクリスティーナさんと彼女が飼い始めたチョコレート色の子犬ステラちゃんです。
自閉症の子供たちとコミュニケーションを取るため、コミュニケーションデバイス(AAC)を積極的に研究して取り入れていたクリスティーナさんは、幼児が言葉を発する前に見せる前段階のボディランゲージと同じような動きを愛犬ステラちゃんが示す事に注目し、ボタン(AAC)を使ってステラちゃんに単語を教えるという研究を始めました。
クリスティーナさんとステラちゃんのこのコミュニケーションの研究は2019年にアメリカのPeopleに誌に「会話ができる犬」として特集されました。
2021年にはクリスティーナさんはステラちゃんについての書籍を発売、ニューヨーク・タイムズベストセラーとなり、日本語にも翻訳されています。
犬を飼ってる人なら愛犬達がある程度「会話」や「言葉」を理解している事は何となくわかるのではないでしょうか?
ただ、いままでの日本の常識だと、コマンド(命令)やトリック(芸)など、飼い主が言ったことを一方的に犬がやる事を良しとしていた風潮があったと思います。
コミュニケーションデバイスで犬と会話するという考え方は、犬達自身の意志表明を認めるという意味でまったく新しい犬と飼い主の関係性を提案されていると思いました。
愛犬が自分の意志で言葉を使いはじめたら、一体何が起きるのでしょうか??
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Instagramで有名な会話をする犬たち
ここではInstagramで有名なボタンで会話する犬たちをご紹介します。
まず、元祖ボタンコミュニケーションのステラちゃん(@hunger4word)はアメリカ在住です。現在のフォロワーはなんと78.7万人です。
クリスティーナさんは自身が行ったトレーニング方法をブログで公開されており、オリジナルのボタンなども販売されています。
台湾在住で日本語でコミュニケーションボタンを使いこなしているモネちゃん(@monet_talking)
生後8ヶ月からボタンのトレーニングを開始していて、現在使っているボタンは70個!
YouTubeでもボタンで会話する様子を公開されていますが、とても可愛らしく、愛犬と話せることが羨ましくなってきます。
カナダのトロント大学とカリフォルニア大学サンディエゴ校の行動科学共同研究チームの研究対象となっているアメリカのバーニー(@whataboutbunny)ちゃん。
行動心理学者がバーニーちゃんの行動を数ヶ月のあいだ観察したところ、人間の言葉を理解し、人の2歳か3歳くらいと同程度のコミュニケーションが取れているという結果でした。
犬と会話をするってこんな感じ!
日本語で会話ボタンを使いこなしている台湾在住のモネちゃんの会話例をまとめてみました。
ママと楽しく遊んでいたモネちゃんでしたが、誤ってママの手を齧ってしまいました。
単語を教える意味もあってママは「痛い」「プンプン」とボタンを使って言ったあと、そっぽを向いていじけた振りをしています。
すると最初は「あそぼ」のボタンを押していたモネちゃんは、少し考えてから「だいすき」のボタンを押したのでした。可愛くてキュンキュンする動画です。
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ベランダで遊んできたモネちゃん、帰ってきたらお散歩に行こうと思っていたママさんでしたが、モネちゃんはお家で遊びたいみたいです。
お散歩行かないの?という問いに対してのモネちゃんのお返事は・・・??
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日本語でも可能?
ボタンの言語の設定は飼い主さんの録音によって行うため、ボタンさえ購入できれば日本語でも使うことができます。
私はモネちゃんのInstagramを参考にfluent petで購入しました。
アマゾンでも似たようなボタンを購入可能なようです。
どんな犬でも話すようになるのか?
個体によっては年齢も関係なく、いつから初めても話すようになるようですが、
どうしてもボタンでのコミュニケーションを取らない子もいるみたいです。
もうすでにボディランゲージで飼い主と意思疎通が取れていたり、ボタン自体が怖かったり・・・
これは試してみないとわからないみたいですね・・・
我が家の子にもボタンを教えようと奮闘していますが、なかなか主体的にはボタンを押してくれません。
飼い主があまり意地になってプレッシャーを与えてもよく無いみたいなので、気長に試してみようと思っています(*^^*)
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