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かた21動物病院

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質問箱

血を吸った、ダニの外(はず)し方 Q30111

Q&A:教えて先生質問箱

[Q;30111]「血を吸った、ダニの外(はず)し方]

先日、久しぶりに「秋晴れ」と言えるさわやかなお天気だったので、犬(チャイ君・6歳・オス)を連れて川沿いに土手を散歩しました。気持ちの良い、ゆっくりとした(2時間ほど)散歩ができました。
帰ってきてチャイ君の足を洗っていると、耳の少し下の首の所にマメ粒のような黒いものが、くっついていたのです。散歩のときに後ろ足で「耳を掻いていた」ので、こんなところに「血豆ができた」と思いました。しかし、よく見ると皮膚にくっついているところに、手足のようなものが見えたので「これはダニだ」と気づきました。ちょっとつまんでみたのですがなかなか取れません。体を押さえるとつぶれそうなので、気持ち悪いです。かた先生「血を吸って、体が大きくなっているダニの取り方」を教えてください。(写真―1、参照)
福岡市、チャイ君(チワワ、6歳)の飼い主


写真―1

[A:30111] 「血を吸った、ダニの外(はず)し方」
秋と言えば「ダニ」ですね。 草むらに行くとすぐに、ダニがくっついてきます。いやですよね~。 しかし,チャイ君は草むらに鼻を突っ込んで、臭いを嗅ぐのが大好きですよね~。 ダニの方は、「待ってました」とばかりに、ワンちゃんに飛び移ります。 「コラ!!」と叱っても、ダニはひるみません。 困ったものです。 ダニが発見されるときには、すでに「血を、たらふく吸って体が丸く、膨れている」状態になっているのが普通です。(写真―2、参照) 


写真―2

言っておきますが、ダニを手指で圧迫してはだめですよ。ダニのお腹のものが犬の体に入ってしまいます。 皮膚炎でカイカイになるだけではなく、いくつかの「命に係わる病気」にも罹(かか)ることがあります。 これからお話しする対処方法で、とりましょう。 「予防とそうなったときの対応」も大事です。 さ~あ、「かた先生の、教えて先生質問箱」を始めます。

回答は次のようになっています。
1、ダニは福岡だけですか?? 
2、よく、くっ付いている場所は?
3、気をつけるシーズンはあります?
4、外(はず)し方を、教えてください。
5、その他に、すること予防は?

1、ダニは福岡だけですか?? 
いいえ、ダニは日本中に、生息しています。
北は北海道、南は沖縄までどこにでもおります。 もちろん種類は地域によって違う品種が生息しています。 犬に、猫にくっ付いて血を吸うダニは10種類以上が確認されています。 が、中には「猫の血が嫌い?(クリイロコイマダニ)」「犬の血が嫌い?(ミナミネズミマダニ)」というように、ダニによっての「好み」が有るらしいのです。
2、よくくっ付いている場所は?
手足に先、首・耳あたり、お尻・胴体。触る(体を撫でている)と、こつんと感じます。(写真―3、参照)


写真―3

3、気をつけるシーズンはあります?
年中いますが、一番は「春」、2番は「秋」」です。後で話す「予防は、年間予防」が安心です。 一般的には「ノミ・ダニ予防」として実施します。
4、外(はず)し方を、教えてください。
ハイ。 準備するもの:左から、① 毛抜き。 ② とげ抜き。 ③ お魚の小骨取り。 ④ ダニ取りピンセット のいずれかを用意します。(写真―4、参照)。



写真―4

お腹を押さえないで、皮膚とダニの口先の間にピンセットの先を入れて、「つまんで」ゆっくりと引き離します。
5、その他にすることは?   予防は?
2種類の「ノミ・マダニ対応薬」を使用する。
すぐに「ノミ・マダニ対応予防薬」(フロントラインまたはフイプロスポット、等)背中につけましょう。 同時に食べるタイプの「ノミ・マダニ対応駆除薬」(ネクストガードまたはコンフォルテイス)を与えます。 これは、体についた「すべてのダニを完全に」取り省いたのかが、はっきりとわからないから内服用剤を使用します。尚、これらのお薬は「動物用医薬品」です。「動物病院」で買ってください。
また、これらを予防薬として「年中使用することをお勧めします。」(写真―5、写真―6、参照)


写真―5

写真―6