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かた21動物病院

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NPO狂犬病予防推進協会2014年度広報

2014年10月12日読売新聞朝刊に当協会の本年度広報を掲載しました。今年はどうしてもアピールしておかなければならない問題が発生しているので例年と違った形での広報です。
 
犬の狂犬病予防接種頭数しか発表していなかった福岡市が、2010年度集計から接種率を発表するようになったのです。これはわれわれが例年発表してきたスタイルです。
接種率の発表そのことは良い方向になったのですが、1年間の接種頭数が増えていないのに急に、2011年から20%も接種率を増やして発表したのです(新聞広報参照)。発表されて瞬間「これが偽装だと気がつかず。 間違ったな・・・」と思いました。
 
接種率は数学上、分子(接種頭数)÷分母(飼育頭数)×100で表されます。すると2010年の福岡市の犬の飼育頭数は約10万頭、2011年の飼育頭数は約6.4万頭となります。約3.5万頭(35%)が一年間で死亡したことになるのでしょうか?チョット待った「ほんまでっか?」(あかしやサンマさん風)
 
誰も前年度の統計数字などを覚えていないと思ったのでしょうが、私達はプロです。これに一生懸命取り組んでいる人たちの集団です。市役所のこの種の成績アップの為の偽装行為は禁じ手です。やっちゃいけません。
2010年35,504頭で35%(分母:10万頭)に対して、2013年34,525頭で53%(分母:6.5万頭)の表現。差約3.5万頭(マイナス35%)チョット待った「ほんまでっか?これ禁じ手ですヨ」
 
早く、狂犬病予防ワクチンを含む12種混合ワクチンを京都微生物研究所さんに市場化して頂きたい。農林水産省も本気で考えて頂きたい事です。

記事抜粋(記事は左側の写真をクリックしていただくと拡大します)

犬の狂犬病予防注射は、「人の狂犬病予防の防波堤」として毎年受けて頂いているものです。当協会は、その有効抗体保有率を65%(接種率75%)以上を目指しております。

福岡市発表の「犬の狂犬病予防注射接種頭数と接種率」は

 接種頭数接種率
2010年 34,504頭 35%
2011年 35,049頭 55%
2012年 34,871頭 54.7%
2013年 34,525頭 53%

これをもとに飼育頭数を計算すると・・・・

 飼育頭数
2010年 約10万頭
2011年 約6.4頭
2012年 約6.4頭
2013年 約6.5万頭

2010年から2013年で35%減少

ちなみに一般社団法人ペットフード協会の調べによると、犬の全国飼育頭数は2008年の約1310万頭をピークに、2013年には1087万頭となっています。(約17%減)
(尚、当協会の推計では福岡市の飼育頭数は約11万頭。)

仮に飼育頭数が減ると、当協会の目標数「接種率75%」も達成されますが・・・・
だから、接種率アップは、接種頭数アップから!

  1. 犬の狂犬病予防注射の法律も、時代に合わせて変える必要があります。
  2. 犬の登録税を廃止し、狂犬病予防注射に伴う犬税も減税もしくは廃止しましょう。
  3. 狂犬病ワクチンを単価ワクチンから混合多価ワクチン(12種混合ワクチン)に変更しましょう。
  4. 「国税調査」の時に、飼犬の頭数の調査も2回に1回は実施しましょう。