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かた21動物病院

人とペットの良好な関係を願う

病院業務

お散歩つきのペットホテル&一時預かり

当院のお客様に対するサービスの一環としてホテル預かり、一時預かりをさせて頂いております。

お散歩もあるよ。おふろもあるよ。

  • 急なお出かけ、来客など、またご旅行の時にもご利用ください
  • おしっこやうんこのためのお散歩もさせております。
  • 長期滞在プログラムもあります。
  • 当院での予防接種を受けているお客様には割引制度があります。

長期滞在者用連絡ウィンドウズ

当院、ゲストルームの滞在者(10泊以上)の近況(ウイークリー)レポートです。

毎週(出来るだけ)土曜日更新



2018年8月25日(土)更新
2号室: チョン君、 ダックス、 16歳、 オス。
 


 
日光浴のための散歩です。
目は見えていませんが、鼻はよく使えます。 花壇の中を、鼻で覗くのが大好きです。
 
「陽の光」を体で感じると、一瞬ウルトラマンの様に「グーッと背伸び」をします。 歩きっぷりはしっかりしていて、とっても「16歳(人年齢では80歳)の犬」とは思えません。
もちろん、この子に「コラーゲンもスッポン」も与えておりません。ただいつも預かっている期間中は、かた21動物病院では「脱水をカバーし免疫力をアップするために」、あるものを混入して「水を多く飲める」ように調整しております。
 


2018年8月25日(土)更新
34号室: 柴ちゃん、ゴールデン、 5歳、 オス。
 


 
お散歩大好き犬です。いそいそと散歩道に出かけます。どうも「首をブルブルとゆする動作」の回数が、多いように思います。また、「匂いも少し強い」気がします。
お部屋の中では、首ブルブルはしていないのですが、少し気になるので、本日午後に「耳の中の確認」をしておきます。ゴールデンは「耳の病気の子が多い」ですので、念のために確認をしておきます。
 
 **ご報告です** 診察の結果、耳を振る原因が分かりました。すぐ対応処置に入りました。




2018年8月17日(金)更新
2号室: チョン君、 ダックス、 16歳、 オス。
 


 
お母さんが、実家のおじいちゃんの介護のために帰っている期間の、16日間のホテル預かり予定です。
 
チョン君は、目が見えないので「特別看護」が必要です。
しかし、盲目とは思えないほどしっかり歩けます。目が見えないので、少し首をかしげて歩きますが、「お散歩大好き」です。1日2回以上「お日様の下へ」お散歩です。
 
体重5kg、痩せているのが良いのです。お水も自分で飲めて、よく食って、よく寝ます。相変わらず「元気」です。
 
 
 
2018年8月17日(金)更新
34号室: 柴ちゃん、 ゴールデン、 5歳、 オス。
 


 
ご家族で、旅行に出かけられて2週間の、ホテル預かりです。
ゴールデンなのに「柴ちゃん」、面白いミスマッチの名前は、「お姉ちゃん」が付けました。時間がたつと「しっくりと馴染むものです」。
 
体重36,7kg。120%(標準体重より20%オーバー)、このままでは「足・腰・関節に負担がかかりすぎる」ので、ホテル預かり中の2週間の間に、「7,7kgの体重減量の基礎設定」を進めておきます。
1日当たり減量100gで、77日間の減量プログラムをスタートしております。かた先生は、「体重管理に厳しい人」なのです。
 
この子も「お散歩大好き犬」で、快便・快食の毎日です。
 



8号室のお客様 ミルキーちゃん(ミヌエット:1歳)

2018.4.15更新

最後の体重:2.5㎏
最後のノミダニ予防:4月1日
おなかの手術のため、2週間の滞在です。


4月13日におなかの手術を受けました。
飼主さんの希望で、2週間預かっておいてほしいとの事。
この子は、麻酔の覚めるのも早かったが、その後食欲も素晴らしく早い回復です。

この写真は、手術翌日の4月14日、お昼の遊び時間です。





とても昨日に、おなかの手術を受けた子とは思えない遊びっぷりです。
「私は、元気ですよ」との、メッセージです。



5号室のお客様 C君
今回51日間の予定


2017.10.14更新

最後の体重:3.35㎏(10月14日測定)
最後のシャンプー:10月5日
最後のノミダニ予防:10月9日
その他、特に異常は認められず、体調良好。

やんちゃくれております。お気に入りの「カエルの人形(CJ君のおもちゃ)」の、しまってある場所に一直線に行って、自分で取り出して我が物顔でしばらく遊んでいます。(ムービー参照)。

trim.2BA1D74E-9BE3-47F4-B63B-25FB5B992548>ムービー


2017.10.7更新

今週は雨が多かったので、レインコートを着てお散歩に行きました。

最後の体重:3.4㎏(10月7日測定)
最後のシャンプー:10月5日(金)
その他特に異常は認められず、体調良好です。


3号室のお客様 L君(フレンチブル)

飼い主さんのお引越しで、引っ越し先の準備万端整うまで、しばらく滞在です。

体重:10.6㎏(10月6日測定)
食欲良好。特に異常は認められず。


2017.9.30更新

「一芸訓練をなまけています」


一芸訓練 「 Throw & Catch 」 の訓練をしているのですが、投げたフードを空中キャッチするより、失敗する方がはるかに多いため、落ちたフードを拾い食いする方が簡単だと気づいて「口を開けづに」すぐ目を床に落としてフードを取りに行くようになっています。ちょっと「訓練のやり方」を変えます。

最後の体重測定:3.45㎏(9月30日測定)
最後のシャンプー: 9月21日(木)
最後のノミダニ予防: 9月9日(火)
その他: 特に異常なし



2017.9.23更新

 報告事項:1.「Throw and Catch」映像報告 ( ナイスキャッチできました ) 
      2.湿疹ができて痒がっていたので、治療いたしました。 
      3.シャンプー(薬浴)いたしました。 

1.「Throw and Catch」映像報告 ( ナイスキャッチできました )

ムービー

2.湿疹ができて痒がっていたので、治療いたしました。


 今回のお預かり期間中のトレーニングテーマは「一芸を覚えて、よりかわいくなる」です。前回のテーマは、「お座り」でした。今回のお預かりでも、しっかり躾が維持されています。
今回の一芸は、Throw and Catch (投げたフードを、空中で取る)です。先週の報告にあった、目の周りの毛をカットして「視界」を広げたのもそのためです。その瞬間をムービーにしてありますので、確認して見てハワイからも褒めてやって下さい。今の所20回に1回ぐらいの「マグレ的レベル」ですが、お迎えの日までには「3回に1回」くらいの成功率へ引き上げておきますので、乞うご期待!


 最近の体重測定: 3.4㎏ (9月23日測定)
 最後のシャンプー: 2017年9月21日 
 最後のノミダニ予防: 2017年9月9日


2017.9.16更新


 最近の体重:3.35㎏ 
 最後のシャンプー:2017年9月8日 


「目元の毛をカットしました」
 目元の毛が長くなって、パッチリおめめが毛に隠れてきましたので
目元すっきりにカットしました。 


2017.9.9更新


 最後のシャンプー:9月8日 
 最近の体重:3.3㎏ 

体重 3.3㎏(9月8日測定)


食欲があがってきました。BCS85%(理想体重100%としての現在体重評価法:マイナス15%)
もう少し太った方が良いと思いますので、少し体重アップ(3.4㎏ぐらい)いたします。



 シャンプーをしました。(2017.9.8)(表題の写真)
 モコモコです(^^♪ 


2017.9.2更新


入室時 体重 3.2㎏(8月29日測定)
お部屋(5号室)の様子です。

写真を撮るから「おすわり」と言ったら、行儀よくじっと「おすわり」して待っています。
<>おp預かり初期の、いつもの「ハンガーストライキ」3日間は、
今回は1日だけで、本来のマイペーススタイルに戻っております。




2017.7.8更新

6号室 のお客様 : C ちゃん

ヤンチャくれておりまして、お昼の遊び時間に、CJ君のカエルを分捕っていました。

最後のシャンプー:6月30日
最後のグルーミング:7月6日
最近の体重:3.2㎏


8号室 の居候犬 : CJ 君

Cちゃんと、お気に入りで一緒に遊んでいます。
持病のアトピー性皮膚炎は、フード変更・新処方薬とシャンプーで、かなり調子よく長期コントロールレベル安定です。

最後のシャンプー:7月7日
最近の体重:8.5㎏


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お部屋

お泊り中の様子。

ご利用いただく上でのお願い

ご利用いただく上でお願いしたいことが何点かあります。よろしくご理解ください。



    ご利用いただく上でお願いしたいことが何点かあります。よろしくご理解ください。

  • 予約が必要です。
  • 成犬では、当院にて2年間以上の診療歴があること、加えて2年間以上の8種混合以上のワクチン予防接種歴があること。また、当院指導フィラリア予防歴があること。
  • 1カ月以内に当院で購入したフロントラインプラス(または同等認定薬)を着けていること。
  • 首輪・リードを装着してきて下さい。
  • 自力にて水および食事(採水・採食行動)ができること。 また、自力でおしっこ・うんこ等の排泄行為ができること。
  • おしっこ・うんこ等の排泄行動は、屋外への散歩時間で行います。屋外散歩で「おしっこ・うんこ」ができずに、ケージ内で行う犬にあっては、ケージ(室内)掃除・消毒料金が加算されます。
  • 雨天でもお散歩に行く場合がありますので、体が汚れることがあります。
  • フード:ホテル預かり中に必要な食事は当院標準フードが与えられます。それ以外の特別食が必要な場合は、別途料金が加算されます。持参可能。
  • 投薬:治療中の動物で内服薬の投薬が必要な場合は、投薬料金が加算されます。
  • チェックイン、チェックアウトは朝10時より、夜6時半までとします。(尚、休診日のチェックイン、チェックアウトは、時刻を指定させていだきます。)
  • 宿泊最終日の翌日のチェックアウトはタイムは朝11時30分までとします。それ以降は延長料金が加算されます。
  • 上記以外のご希望については別途、ご相談を承ります。
  • その他、必要書面に署名していただきます。

地図

Google Mapです。当院までの経路をご確認ください。ご不明な時はもちろんお電話ください。

かた21動物病院の地図

かた21動物病院の地図

西鉄大牟田線:平尾駅下車徒歩8分(小笹方向へ700m)
西鉄バス 南山荘通バス停 徒歩2分 •小笹北交差点より東(平尾駅方向)へ1km
油山観光道路友泉団地交差点より東(小笹方向)へ2km

「老犬の夜中の徘徊(はいかい)や泣き声で夜中眠れません。」 Q30701

犬猫の痴ほう、認知症、ボケ、老いの問題(その1)

17歳のダックスです。もうボケてきているのは分かっているのです。6ヶ月ぐらい前から早朝3時~4時頃にお腹がすいて吠えるので、フードをやってオトナシクさせていたのですが、しかし、ここ四ヶ月ぐらい前から夜中になると、ごそごそと歩き回るようになり夜通し「カシャカシャ、ゴトゴト」足音が聞こえます。時には隙間に首を突っ込んで泣き叫び人を呼びます。犬も私達も夜眠れず私達が寝不足になってしまい仕事にも支障が出てきました。
もう安楽死しかないのでしょうか?まだ気持ちの整理がついていません。もう 少し長く生かせてあげたいのです。しかし家族は寝不足です。どうしたら良いのか、良い対処方法を教えてください。

福岡市 寝不足のパパ

人も犬も猫も年齢が進めばボケてきます。いわゆる痴ほうです。加齢に伴う認知症です。あなたのダックスちゃんは痴ほう性の夜の徘徊です。これがはじまる頃には、もう目も耳も運動能力そして判断能力も衰えていて、壁や隙間や椅子などの障害物があると、そこで止まってしまって一晩中泣き続けます。しかし、ワンの方には寝不足は在りません。その分しっかり昼に寝ています。家族は眠れないし、受験生が居たり、夜中の騒ぎですので近所とのトラブルにまで発展してしまうこともあります。
飼い主さんが困って私の所に来ることが最近は増えています。近年みんな長生きするようになっているからでしょう。

老いの病の峠と言う坂 Q30701_001

長生きするということは、加齢に伴っていくつかの病の峠(やまいのとうげ)があります。そしてその老いの病の峠と言う坂を段階的に上っていくのです。
犬では7~8歳頃に歯や口腔の病気、9歳頃には泌尿器障害。10歳位で心臓循環器系の傷害。12歳を過ぎた頃から今回の質問のように痴ほう認知症がぼちぼち見受けられます。もちろん犬だけではなく猫の例でも、8~9歳で歯や口腔の病気、9~12歳で泌尿器系・循環器系の病気、13~15歳を過ぎると痴ほう、認知症が、加齢に伴い同様の病の峠に差し掛かり、高年齢、加齢によるそれらの病気による死亡が目立ってきます。
痴ほう認知症ボケが始まると下記の状況になります。

  1. うんこ・おしっこのかたずけなど、飼育管理に手間がかかる。
  2. 異常な泣き声をさかんにするので近所迷惑。特に夜中。
  3. 夜中の泣き声や徘徊により飼い主さんが睡眠不足になり、精神的・肉体的にまいってしまう。

この問題はいずれ私自身にも起こりうることなので、私の病院ではソフトに対応させていただいています。また、この犬や猫の痴ほうは、人で言うアルツハイマー型痴ほうではないとされています。

どうすれば良いの?対処法はホスピス的介護 Q30701_002

まず初めに申し上げておきますが、痴ほうが治ると言うことではなく、進行を遅らせたり、今あなたがお悩みの好ましくない状態が改善出来るということです。それでも良いタイミングでスタートすれば、かなりの改善効果が期待できる実績があります。いわゆる終末期の介護医療行為の一つです。最期まで当院の設立モットーである人とペットとの良好な関係を保ち続けるということです。
介護する側もされる側からも高齢犬の生活行動をより楽に、快適にしてあげると言う、いわゆるホスピス的考え方です。ですから対処法も症状の進行状況に応じてですし、効果や改善も違ってきます。もっと簡単に言えば変化・症状に気付いたら、すぐに病院に行って協力を仰ぐことをおすすめします。

夜泣きは初期なら三日でコントロール出来る時期がある。 Q30701_003

例えば夜泣きのレベルは、三日でコントロール出来る時期があります。脳障害の少ない早い時期に対処することが重要です。そういえば、ほんの4~5日前の月曜日の夜のラジオ放送で、「12歳のダックスです。夜中の4時ごろより毎日泣くので家族は寝不足です」と視聴者投稿が読み上げられて、「それは黒い布をケージに周りが見えないくらいにスッポリとかぶせてやれば治まる。」と言う話が流れていました。そこまで聞いた所で私は車を降りたので、後どういう話になったのかは知りません。違っていたらごめんなさい。私は「それで治まれば、それは分離不安による泣き声です。その子のケースは第一に夜中の4時頃のパターン化的夜泣き、第二に年齢が12歳ということからして、痴ほう認知症による夜泣きだと思うよ~。早く病院に行きなさい。今なら治められる可能性が大かもしれません。」と、エンジンを切ってドアを閉める前にラジオにそう言いました。もし動物病院に行くのなら、その声を録音して先生に聞かせれば、獣医さんはその声で「分離不安か認知症かの違いが判断できると思うよ」とも言いました。
この認知症や夜泣きの対応は12年ぐらい前から実施していてけっこう高い確率で、うまくコントロールできているものです。最近の脳科学から導き出されてきた理論でも、その方法が裏づけされてきています。

夜中の徘徊は徘徊サークル設置でコントロール Q30701_004

夜中に歩き回って狭い所に首を突っ込んだり、障害物の所で立ち止まって泣き叫ぶ、というパターンが一般的です。歩き回る足音がカシャカシャ・ゴトゴトとうるさい。障害物にぶつかる。動けなくなってナキ続ける。この二つを同時にカバーしコントロールします。
30702の「犬猫の痴ほう、認知症、ボケ、老いの問題」を参照に、日中は小憎らしいぐらい良く寝ているのですが、夜中になると起きて歩き回る、時々疲れて眠ります。このタイプの訴えがほとんどです。この対処法は病院ではなくあなた自身で出来ることです。

徘徊サークルの作り方

    • 材料をホームセンターで買えます。
      お風呂敷きマット5枚。サイズは長さ120cm、幅84cm、厚さ2cmでスポンジの柔らかいお風呂マットです。1枚900円前後です。小型中型犬までは5枚、大型犬では7枚が必要です。
      小型中型犬はマット3枚を使用し直径105cmサークルを作る。大型犬はマット5枚を使用し直径177cmサークルを作る。
      それぞれ2枚の残りマットは、横つなぎして床敷き用マットとして使用します。
      そのほかに荷造り用の紐と、マットに紐の通し穴を開ける焼き火箸などの物と布製ガムテープ少々。
  • 作り方、組み立て方
    マット3枚、または5枚を横につなげてサークルを作る。必ず奇数枚です。
    火箸又は金属をガスコンロで焼いてマットに結び止めアナを開ける。アナ位置は下から10cm、40cm、70cmぐらいを目安にしてください。それぞれに4cm間隔で2個の紐通しアナを開ける。
    裏表に布製ガムテープを貼ってから開けてください。上は跨いで中に入れるようにフリーにしておく方が良い。邪魔なら切り取っても良い。
    3枚の場合はつなぎ目になる三つのコーナーには、サークル壁の後に食卓の椅子を置いて補強する。大型犬の5枚組みでは、一角は食卓テーブルの足に結びつけるとより安定する。
    残り2枚のマットはサークルの床敷きです。マットの縦の部分でガムテープ貼り合わせて連結します。240cm×120cmの広さの床になります。その上にサークルを置く。床にペットシーツやタオルケットを敷く方もいらっしゃいます。

 

 

うんこおしっこは紙おむつ使用 Q30701_005

日中は薦めませんが、パンツ型紙おむつを使用します。ペット用でも人用でもかまいません。シッポの部分はハサミでシッポ用の穴を開けます。価格は特売があるのでむしろ人用が安価で入手できることが多いです。汚れたらすぐに取り替えてやってください。お尻も洗って清潔にしてやってください。

効果 Q30701_006

ワンは夜通しサークルの中を歩き回って疲れて寝るの繰り返しをしてます。足音、爪音もなくなります。ぐるぐる回っているだけで、障害物が無いのでほとんど泣きません。
フードの変更については、教えて先生質問箱バックナンバー30702”「犬がボケるってどんな変化、症状」かた先生教えて。「犬猫の痴ほう、認知症、ボケ、老いの問題」(その2)”を参照してください。
早期発見・早期対応でかなり有効にコントロールできます。遅くなっていてもやってあげられることはいくつかあります。

鎮静剤や睡眠薬の使用 Q30701_007

鎮静剤や睡眠薬は上記手段の後でも良いではありませんか。私の所では三段階目での使用となっています。最近では、一段階目や二段階目の処方期間が一般的に長くなっている傾向を感じています。うまく行っているのでしょう。要するに、早く気付いてあげる事、早期発見と早期対応が肝心。

尊厳死・安楽死 Q30701_008

まあ、かかりつけの獣医さんとご相談下さい。選択肢の一つであることには間違いありません。

一人で、お悩みにならないで下さい。きっと、かかりつけの先生がヘルプしてくださると思いますよ。

教えて先生質問箱バックナンバー30702”「犬がボケるってどんな変化、症状」かた先生教えて。犬猫の痴ほう、認知症・ボケ・老いの問題(その2)”30703”「犬猫が老いるってどんな変化。どうしたら良いの。」犬猫の痴ほう、認知症・ボケ・老いの問題(その3)”も読んでおいてください。今は関係が無いと思っているあなたもですよ。必ずそのときが来ます。

それでは、お大事に。

「犬がボケるってどんな変化、症状」かた先生教えて。 Q30702

犬猫の痴ほう、認知症、ボケ、老いの問題(その2)

ラッキー(柴系ミックス雄11歳)は、まだボケていると私は思っていないのですが、今年に入って2度迷子になりました。もちろん私どもの不注意と言うこともありますが、今までに無かったことです。庭から外に出ていっても、夕方のご飯時には必ずまた庭に戻ってきていました。それが今年になって2度も帰ってこないので、こちらから探しにいったのです。
11歳ですから年齢が進んでいるのは間違いありません。しかし白内障ではありません。夜泣きとか徘徊とか以外に、ボケにはどんな変化や症状があるのでしょうか?かた先生教えて

菊池市 ラッキーのパパ

はい、お手紙の内容からしてやはり犬の痴ほう、認知症の内の見当識障害と言う区分に該当するのではないかが疑われます。
誰にもいつかは必ず老いが訪れます。私もあなたもあなたのペットにももちろんですが、犬も猫も全ての地上を徘徊する者に神様が平等に老化を与えてくださいました。昔は「猫は死ぬ姿を飼い主に見せない」と言うふうに言われていました。私が中学2年生の頃、飼い猫(14才)がいなくなって帰ってこなくなった時、「死んだのだろう」と父親からこの言葉と一緒に聞かされました。ず~っと「その言葉」が気がかりで、獣医師になってからも頭の中にありました。しかし、今では「それは間違った考え方。本当は加齢に伴う脳の退行性変化、いわゆるボケです。いつもの様に外に出かけて行って、見当識障害で帰宅する方向が分からなくなり、家に帰れなくなったのだ。」と考えています。今ならもう少し対処の仕方があるのだけれども、あの時代ではしようがなかったとも思っています。
さて、そんなセンチメンタルな事を言ってないで、具体的なボケの徴候についてお話しいたします。
脳の加齢性変化に伴う行動の異常は、気付かぬ内に進行していき、以下のような4項目に区分される行動異常が認められます。

犬の痴ほう・認知症の判定基準と行動パターン
(資料提供:ヒルズ社)

見当識障害

  1. 自分の家の近所で迷う。
    散歩に出て、自分で帰る方向がわからない。
  2. よく知っている場所でも迷う。
    自分の家、部屋の中でも迷う。狭い所に入ってしまっても、後退して抜け出せない。
  3. いろいろな事に反応しない。
    ご飯時刻や食事場所が判らない。
  4. 機敏さや警戒心が低下し無目的な動きをする。
    回転するように一方向に歩き続けて、疲れるまで止まらない。後戻りが出来ない。
  5. 壁や宙をじっと見つめていることがある。
    ぼんやりしていることが多い

相互反応性の変化

  1. 家族を喜んで迎えなくなる。
    家族が外出から帰ってきても迎えない。シッポをあげて振らなくなる。
  2. なでたり抱き上げたりしても、喜ばない。
  3. 飼い主の関心を引こうとしない。
    遊ぼうの動作をしない。
  4. 言葉で合図しても応えない。
    呼びかけ、話しかけても反応しない。

睡眠あるいは行動の変化

  1. 日中の睡眠が増加したり、夜間の睡眠が減少したりする。
    昼夜が逆転し昼間は寝てばかりいる。
  2. 夜間に家の中を徘徊する。
  3. 無意味な夜泣きが増える。
    夜泣きをする、吠え続ける。

家庭でのしつけを忘れる

  1. 散歩に行くことをせがまなくなる。
  2. 屋内などのしてはいけない所でオシッコやウンコををする頻度が高くなる。
  3. 排便・排尿のコントロールが出来なくなる。

それ以外にも、老化加齢に伴う変化があります。この事については教えて先生質問箱バックナンバー30703”「犬猫が老いるってどんな変化。どうしたら良いの。」犬猫の痴ほう、認知症・ボケ・老いの問題(その3)”でご説明いたします。今回はあくまで痴ほう認知症ボケの問題についてです。
上記の変化が8歳以上の老犬年齢やシニア世代で認められたら、それはすでに加齢に伴う行動の異常でボケが開始されたのであって、もしラッキー君に上記項目の一つ以上の徴候が一週間の間に複数回認められたら、すぐにホームドクターを訪問しましょう。
見過ごされがちな通常でも起きそうな一般的問題ですが、初期段階で見つけることが出来れば、これらの望ましくない行動の異常を軽減する処置をとることで、その進行を遅らせることが出来ます。
初めに申し上げた様に犬にだけ痴ほう認知症ボケが来るのではなく、猫にも当然認知症が訪れます。しかし猫には当てはまる項目が少ないと感じられるのは、猫はもともと行動パターンとして独自性と独立心が強く、犬のように人の周りにまとわりついたり、命令に従った行動形態をとり難い生活パターンをする動物であるため、上記の痴ほう、認知症の判定基準行動パターンに当てはめづらく、その変化が人が気付か無いだけなのです。実際は徐々に進行しているのです。
現在ではそのメカニズムもかなり判ってきており、介護や治療方法もあります。また、ペットの栄養研究会社のヒルズ社では認知症予防用のフードb/d(ビーデイ)と言う商品を開発して発売しております。使用を開始してから約一ヶ月ぐらいから改善が認められています。
あなたとあなたのペットが、その最後まで良い関係を保てる様に各動物病院の先生方も、この種の問題に対して勉強をしてきています。ぜひ早い時期に、かかりつけの先生に相談に行ってください。
人とペットとの良好な関係が最終期まで持続できることを、かた先生は願っております。

「犬猫が老いるってどんな変化。どうしたら良いの。」 Q30703

犬猫の痴ほう、認知症、ボケ、老いの問題(その3)

うちの子7歳になります。ふと気付いたのですが、最近しっかり口の周りの黒い毛の部分が、すっかり白くなっています。よくよく見るとヤッパリなんとなくというか、全体的に以前の若い頃の様な精悍さが欠けてきている様です。 大人になって、落ち着いてきたを、はるかに通り過ぎている様な気がします。

犬が歳をとるって、老いるって、どんな変化ですか?そしてその時何を、どうしてあげれば良いのか教えてください。 

糸島市 福の家族のもの

はい、良い質問です。老いの病の峠という坂のお話ですね。

病院に来るペットの3割は、8歳以上のシニア世代です
質問箱バックナンバー306011”犬や猫の年齢は人年齢で言ったら何歳?”を参照してください。
老いる価格変動のあるオイルではなく、人を含めた地上を徘徊する全ての動物達に分け隔てなく平等に神様が与えてくださった権利老いるです。痴ほう認知症徘徊介護は別に記載されています。そこを参照してください。

私が言いたかったのは、加齢老いる事による、好ましくない問題は認知症ボケると言う問題だけではない。 加齢老化に伴い、若い頃には無かったような身体的機能の衰えから来る不調や病気が出てくるという事実があります。

私の両親はすでに亡くなっています。お陰様でお二方とも認知症は軽度で、最後までそれほど手かからずで、私もお迎えが来るまで「こうありたいものだ」と言う見本を示していただきました。最後まで子ども孝行をしていただき本当にありがたいことです。しかし、私の両親のように、認知症が比較的軽度であったとしても、確実に身体機能は衰え、そして死に至その時が来ます。

皆様方はそのことを受け止め、あなたのペットの加齢に伴うそれぞれの時点での症状としての行動的変化からその事を気付いてあげれば、その不具合の早期発見につながり、あなたとペットとの幸せな時間をより長く過ごせると信じます。

加齢・老いを判断するのは飼い主さんです。

  • 以前のように遊ばなくなった。
  • 活発さが無くなった。
  • 動きが鈍くなった。
  • 寝ている時間が多くなった。

これらの一般的変化は、飼い主さんしか気付かない加齢に伴う症状です。しかし、これらのことも「どこか具合が悪い所があるのでは?」と先ず考えてやってくださること。そういう目で観察することが重要です。

加齢に伴う一般現象を見てみましょう。

白髪が増えているのに気付く。 Q30703_001

典型的な変化です。3歳ぐらいからぼちぼち口の周りに生えているのが目立ってきます。5歳ぐらいにははっきりとした変化が、一面に広がっていることに気付きます。8歳以上(人年齢48歳)以上のシニア世代頃になると、ホルモン分泌を含め新陳代謝が悪くなり、毛づやももう一つと言う感じで抜け毛が増えてきます。それに伴い皮膚の脂の分泌が多くなり、以前より犬臭くなります。また、毛づくろいをしなくなるからでもあります。この現象は臭覚の衰えに関係していると私は考えております。毛づくろいをしなくなった分だけ飼い主のあなたが毛、皮膚の手入れをしてあげる必要が在ります。

猫の場合には、逆に乾燥タイプで白いフケがでる毛が粗ぞうと言う状況になることが多いです。

対策

  1. ラバーブラシを使って毛並にそってブラッシングをする。抜ける毛をしっかりはずす為のブラッシングをする。皮膚の血行を良くするマッサージをしてあげる。
  2. シャンプー回数を増やしてあげましょう。
  3. 直射日光をしっかり目から入れてあげ、時間や気温・季節の変化を体に当ててあげる為に、お散歩を奨励しています。
  4. 冬などの寒い時期には、出発前に外に出たところで、全体の皮膚を前後、上下にしばらく揺さぶり、皮膚の温度をあげてやります。うまく出来ると犬は自分で体をブルブルと揺さぶり、「ヨッシャ行こうか」と合図します。
  5. 栄養状況に注意も必要です。

爪が太く、硬くなるのに気付く。 Q30703_002

爪も皮膚の一部です。人の場合でもそうですが、太く、硬く、早く伸びます。爪が伸びているのを気付かず、巻き込んで、肉球に刺さって、出血して、痛くて、ビッコを引いて、初めて気付いて病院に来た。と言うケースがよくあります。

対策

  1. 時々足元、爪、歩行状況を注意して観察する。
  2. 3ヶ月に一回ぐらいは爪切りに行く。
  3. 特に親指に注意。

視力低下や目の病気が増えてくる。 Q30703_003

人と同じように、犬も猫も加齢に伴っての視力低下はあります。9歳を越えると全ての犬猫で視力の低下があるとされています。まず目のレンズ(水晶体)が曇ってきたり、色がついてくる現象があります。5~6歳ぐらいに良くある水晶体が青白く見える現象は、核硬化症と言って白内障とは別に扱われます。白内障は10歳前後ぐらいからちょくちょく見受けられるようになります。そのまま放って置くと失明するのですが、時にはブドウ膜炎、そして緑内障へと発展することがありますので注意してやってください。

角膜炎は加齢とともに涙の分泌量減ってくるので、目ヤニが多くなってきたら病院に行って時々確認をしたもらいましょう。角膜、結膜、マブタなどの目の表面に異常が起こっています。これらのケースは目に痛みがあります。また目が見えにくくなりますので注意が必要です。治療が可能です。

対策

  • 月に一度は、しっかり目を見つめてやってください。
  • 核硬化症は視力障害にはならないので心配要りません。
  • 白内障も初期の段階では、進行を遅らせることが出来ます。
  • 角膜・結膜・マブタの病気は、かなりうまく治療ができます。
  • 痛みのある病気は、明日ではなく今日病院に連れて行って下さい。
  • これから目薬をさすことが多くなるので早く勉強してください。

臭覚、聴覚の低下 Q30703_004

先の視力低下と同じように、9歳を越えると全ての犬猫で匂いをかぎ分ける力音を聞き分ける力の低下が起こります。これらの力は犬猫は人の何倍何百倍もの能力を持っているのですが、加齢と共に低下してきます。しかし、耳が聞こえにくくなったからといって大声を立てるのは止めましょう。叱られていると思って嫌がられますよ。
多くの場合は老いをこの「匂いや、耳が聞こえているのかな」と言う疑問から、犬猫の行動的変化に気付き「うちの子も、歳をとったのかな」と相談に来られる方が多いのです。

対策

  1. 在りません。 受け入れることです。ただし、早い時期には進行を遅らせるお薬はあります。
  2. 進んできたワンちゃんを散歩に連れて行く時には、必ず首輪リードを着けしっかり掴で散歩においてください。飛び出しを防止する為です。長く伸びるリードフレキシブルリード事故の元です。危険!!

口を痒がったり、口臭がひどくなる。口の外や唇の口唇炎と口の中の口内炎や歯周病 Q30703_005

口唇炎は手で口を引っかいたり床にこすりつけたりします。口の外側の皮膚の病気、傷によるものもあるが、一般的にはアレルギー反応が原因であることが多い。手で口を引っかいたり、口を床にこすり付けたりする。上下の唇が赤くなって腫れている事で気付く。
口内炎歯周病は、口の中の歯茎や粘膜が赤く腫れている。歯石や虫歯があったりする。口臭が強い、よだれを垂らしている事も在る。猫ではいくつかのビールス病が疑われる。

対策

  1. 口唇炎では、シャンップー回数を増やす。
  2. 口内炎、歯周病は歯石を取ってもらう。ご自分では出来ません。
  3. その後、歯みがきをする。
  4. 質問箱バックナンバー”「歯垢・歯石予防、犬猫の歯みがき、どうしたらいいの?」パート1パート2を参照する。

便秘とオナラと下痢 Q30703_006

高齢犬は腸の筋肉量が低下して、その腸の運動量が弱まります。それに伴い便秘オナラが増えます。また逆に下痢を発生させる事も多くなってきます。猫では1週間も10日間も便が出なくなることがあり巨大結腸症に注意が必要です。
質問箱バックナンバー331013”「猫の慢性便秘症(巨大結腸症)」と言われました。手術を受けなければいけないの?お薬では治せないのでしょうか?教えて、かた先生。”を参照。
**近日中(6月頃予定)に「続・良いウンコ・悪いウンコ、便秘便、軟便、下痢便どの辺で区別するの(うんこスコアー付き)」を掲載するので勉強しておいてください。

対策

  1. 毎日の食事量、毎日の排便量、便の状況を見る。
  2. 適切なフードに変えてやる。水をしっかり飲ませる努力をする。猫に水をより多く飲ませる方法は質問箱バックナンバー”33101「猫の血尿・膀胱炎・膀胱結石・下部尿路疾患(FLUTD)・オシッコが出ない」どうしたらいいの?「水分エコが原因・猫に水をより多く飲ませる方法」教えてください。”を参照。
  3. 動物病院から、便秘のお薬を常備薬としていただいておく。

おしっこもらし、失禁 Q30703_007

寝ている時など無意識の状態でオシッコをもらす事を尿失禁といいます。高齢犬のメス犬でよく見られますが、オス犬でも見受けられます。特に避妊手術を受けたボーダコリーやドウベルマンのメスに多いといわれています。確かに私もボウダーコリーのメスの数頭を治療したことがあります。もちろん猫ちゃんにも尿失禁はありますが、犬よりは少ない気がしています。しかし、高齢の猫は、トイレ以外の場所でするケースが増えてきます。

対策

  1. 治療できるケースが少なくないので、動物病院に相談してください。
  2. 避妊手術は卵巣を取る手術を受けた犬のほうが卵巣・子宮を取る手術を受けた犬より、このメス老犬の尿失禁発生率は少ないと言っている研究者もいます。

    質問箱バックナンバー30104”「尿失禁」なかなか止まらないのです。~これがメス犬・避妊手術の欠点です~”を参照。

シニア世代で注意すべき病気 Q30703_008

心臓病

大型犬では5歳・中型小型犬では7歳ぐらいから、心臓病が増えてきます。なんとなく元気が無い。呼吸が乱れる。散歩の途中で走る歩くのを嫌がる。朝方興奮するとせきをする。水を飲むとせきをする。足が震える。舌の色が悪い。これらは心臓病のサインです。特に猫のこの病気は発見が遅れがちです。ご注意を。

腎臓病(慢性腎不全)

猫にも犬にも在りますが特に猫の慢性腎不全は目立ちます。7~8歳以上では要注意です。10歳齢の猫の5%、15歳齢の猫の15%がこの病気にかかっているといわれています。よく水を飲む。オシッコの回数や量が増えた。オシッコの匂いが薄い。食欲が無く痩せてきた。寝てばかりいて元気が無い。食べたらもどす。毛づやが悪くなっている。こんな症状はありませんか?これ腎臓病のサインです。

質問箱バックナンバー33301”猫の慢性腎不全と言う病気です”を参照。

関節痛・変形性関節症

これは今まで述べた老的変化と違い、犬猫に動きたい・動こうとする動作を強制的に、痛みと言うシグナルで止めさせてしまうものです。痛みを持った動物は見ていて可愛そうです。

5歳を過ぎた頃から、徐々に筋肉量が減ってきます。8歳のシニア年齢では関節内にも変化があり、もう若くは無いのサインが整うのです。関節の老化は徐々に進み変形してゆきます。そして、痛みが発生しビッコを引くようになって、初めて病院に来て変形性関節症として診断されます。この現象には肥満が確実に悪影響を与えています。肥満の改善なくして関節症の改善は出来ません。肥満を改善する為の減量すると言う行為は、飼い主であるあなたにしか出来ないのです。減量を進めていただければかなりいい対応策(治療)はあります。

質問箱バックナンバー30604”毎日のお散歩2時間、痩せません。犬猫のダイエット法、どうしたらいいの?
肥満からの脱出・減量大作戦前編 実施前の解説編後編 実施技術編を参照。

16歳のヨーキーが亡くなりました。痛みのため12歳頃から歩くのを嫌がっていましたが、「先生の治療を受けて、お陰様で最後まで元気に死んでいきました」と、ご挨拶を受けた事も在ります。

高齢の動物で歩かないではなく、痛くて、歩けないケースが多々あります。痛みの解除をしてあげることで最後まで自分でオシッコ・ウンコしていた例はいくつもあります。

ホルモン失調症

犬では糖尿病甲状腺機能低下症が代表的です。また、猫では甲状腺機能亢進症が代表的です。それぞれシニア世代の代表的なホルモ分泌異常によって発生する病気です。

  1. 糖尿病
    人のそれと同じです。よく食べて太っていた子がなんだか元気なく痩せてきた。水をいっぱい飲んでオシッコをいっぱいする。ソファーにも飛び乗らなくなった。歩いていてもよろける。チョットおかしい。いやこれは十分におかしいのです。猫の糖尿病はけっこう犬のそれとは違う治療法で治めることがあります。
  2. 甲状腺機能低下症
    けっこう在ります。元気がなく、顔も元気のない顔をしています。なんだかはっきりしません。よろける・足がもつれるようだ。食べたものを吐く。立ち上がれない。など等。しっかりおかしい。早く治療を受けないと1~2週間で死に至ります。
  3. 甲状腺機能亢進症
    猫で糖尿病と間違われる病気で、すぐ興奮する、甘えたの子が攻撃性を持つた。階段や高い所からよろけて落ちることが多くなった。うまく着地できない。など等。これもしっかりおかしくなっています。しかし治療方法は私達が「へ~」と言う方法も開発されています。

いずれにしてもこれらホルモン失調症は早く病院に行って治療を受けてください。あなたと一緒にもう少し生きれたのに治療が遅れると、いずれも命にかかわる大事です。

その他で腫瘍、皮膚のイボです。

ま~、こんなものです。長くなりましたのでこのくらいにしておきます。

楽しく過ごした思い出と一緒に、ありがとう。
おだいじに。

老犬「夜泣き犬・徘徊犬・寝たきり犬の看護・介護#4」管理のポイント Q30704

かた先生が「老犬に詳しい専門医」と聞きました。 かた先生の「教えて先生質問箱」も、以前から読ませていただいております。また、老犬の管理について、いくつかの解説を読ませていただきました。
私は、ペットシッターをしておりますので大変参考になります。「教えて先生質問箱」に掲載されているいずれの項目も、学校では教えてもらっていない内容ですので、ありがとうございました。
今回質問をさせていただくのは、最近増えてきた「老犬や寝たきりになった老犬の介護ケアー」として、どんなポイントを、どう介護してあげれば良いのでしょう。教えてください。

福岡市 西区 ペットシッター A

私は「専門医」と言う肩書きではありませんが、確かに最近「寝たきり犬・歩行障害犬・認識障害(痴ほう)犬」老犬や老猫の、診療・往診・トリミングやホテル預かりも含めて、対応を依頼される事がかなりの件数であります。多くの場合に、「どこも引き受けてくれないので、お願いできませんか?」と言う電話から始まっています。その表現に弱い私は、すぐ「ヨッシャ・ヨッシャ」と言う癖があるので、引き受けてしまいます。

まず初めに申し上げておきますが、あなたは「割の合わない仕事」に、踏み入ろうとしています。大変ですよ。この「介護ケアー」の問題は、きれい事では済まされません。実務者としては「忍耐・体力・知識・技術力」が、いる仕事です。また、ケースバイケースでその「忍耐・体力・危険の度合い」が違っています。誰もが認めたくない「老い」を相手に、また必ず「負ける」試合に「キレイ事を尽くそう」と言う事なのです。

私共が、実際に依頼される「老犬の看護・介護的ホテル預り」には、「徘徊(はいかい)老犬」「よたよた老犬」と「寝たきり老犬」の3種類があります。「夜泣き・徘徊老犬」については、すでに記載がありますのでそちらも参考にしてください。

今回は老犬の「寝たきり犬・よたよた老犬への看護・介護のポイント」を、「老犬看護・介護の理解;第4弾」としてほんの少しだけ、追加記載いたします。

「夜泣き犬・徘徊犬・よたよた老犬・寝たきり老犬の看護・介護のポイント#4」

私共「かた21動物病院」での、実際に対応している項目でお話いたします。また、何時も申し上げていることですが、これは「プロとしてのノウ・ハウ」に相当する部分ですので、「人には言わないよう」にお願いいたします。お陰さまで、どの例の「飼い主さんもワンちゃん」も私の治療・指示・指導に、付いてきていただいております。一緒に生きる事。すごい「頑張り屋スピリット」に対し敬服し、また彼らから勇気を貰うことで、励まされる事大です。「老犬の看護・介護は大変な仕事」ですが、はまると止められません。

寝たきりの介護犬
老犬18歳の寝たきり(2週間前は、歩行・採食困難)犬 (写真1)

徘徊する介護犬
老犬17歳の徘徊犬(2週間前は、歩けなかった犬) (写真2)

  1. 「状況把握と御希望の聴取とすり合わせ」が必要です。 聞き取り調査と、確認調査です。
    1. 「老犬の看護・介護的ホテル預り」は、前準備のために「希望ホテル預け入れ予定日の2週間以上前」までに診察に来ていただきます。状況の把握とカルテの作成と看護・介護準備の為です。
    2. 病状把握 ; 現在のコンディションを確認させていただきます。
      当然、出来る範囲・出来ない範囲、対応すべき範囲・対応しない範囲を、双方で打ち合わせを致します。老犬を診る獣医師としてのセンスが必要です。多くのケースで、三項目以上の「問題点が見つかり」その治療により、その子の看護・介護がかなり改善できます。特に歩行困難、採食困難には事前の状況確認と準備が必要です。多くの場合に「誤解や対応間違い」が、見つかります。
    3. 必要書類に、サインを頂きます。
    4. ノミ・ダニ対策 「フロントラインプラスのスポットオン」を、着けさせていただきます。
    5. ワクチン暦・フィラリア予防暦の確認対応。
    6. フードおよびフイーディングの確認。往々にして変化変更をします。

      しかし、現在自宅ではどのようにしているかを、知っておく必要があります。

    7. オシッコ・ウンコは、どのようにしているかの確認。

      自分で排尿・排便が出来るのか?おむつは着けているのか?

    8. 皮膚状況の把握確認。多少の看護技術的知識が必要です。
  2. 「対応すべき範囲の治療・投薬の開始」(老犬に詳しい獣医師としての仕事です。)
    1. ホテル預り期間中の「生存に関わるリスク状況を、より軽くする為(QOL改善)の処置」。

      具体的には、いくつかの項目が関与している「食事を取る事の改善」です。最も重要な項目の一つ。食事を取れないのか・食事を取らないのか?」の判断とその対応。経費を、節約する為に出来るだけ機械的検査を行わないで、獣医師が経験的に判断をする事も重要。

    2. 2週間前までに、「対応すべき範囲の治療・投薬の開始」。

      明らかに、その2週間で「生活の質の改善」が出来る場合が多い。歩けず、よろよろしていた子が、しっかり立って「ノソノソ動き回る」様になった。食欲が無と思っていた子が、食事を取れなかったのであって、「ガツガツと食べる」様に成った。こうなると、介護状況が一変します。 (スミマセンが、何をどうするかは極秘事項です。)

    3. 介護ケアーをやりやすくする為のシャンプー&トリミングの実施。

      頻回の「シャンプーやお尻周りの洗浄・看護」を、やりやすくする為、皮膚の清潔を維持する為で、ファッショナブルにする必要はありません。

      <写真 1>の老犬は、2週間の前処置で、自分で食事が取れるようになりました。

      <写真 2>の老犬は、2週間の前処置で、自分でしっかり立って歩くことが出来ました。

  3. 「ホテル預り中の看護・介護対応のポイント」; 老犬は、目が見えていないのが一般的です。
    1. 部屋の大きさ・壁・フェンスの注意点;通常(健常者)用の部屋より、ワンサイズ広い部屋で、フェンス幅は細かい幅のケージを用意する。

      介護の必要な老犬には、介護スペースが必要です。 「老犬は、後退(後へ下がる事)」が不得手です。 フェンス幅が広いと、「隙間に、手・足や鼻先を突っ込む事故」が発生する事があります。また、歩けなかった老犬が治療を受け、歩ける様になって帰ったのですが、自宅で「カーテンの裂け目に首を突っ込む」と言う事故もあります。「老犬の看護・介護テクニック」と言うものには、「体・食事などの直接的な周辺」だけではなく、「管理する環境」にも注意を払う必要があります。

      介護犬の部屋はワンサイズ広くフェンス幅が細かい

      老犬のホテル預り:ワンサイズ広い部屋でフェンス幅が細かい(写真3)

      後退できない介護犬

      老犬は後退が不得手(写真4)

    2. 管理人数・管理(看護・介護ケアー)・資材項目の確認設定。

      介護資材

      介護資材、 ペットシーツ・おむつ・洗浄道具 (写真5)

      介護犬用フード

      フード・特殊栄養食・食器関係 (写真6)

    3. 部屋の温度の注意点;部屋の温度を快感温度帯へセットする。老犬は体温調整が難しいので、「快適温度 +1℃ の高め」でセットします。
    4. 床材の注意点;部屋の床は、お風呂用クッションマット(120×85; 1,200円ぐらい)を敷く。その上に新聞紙とペットシーツ敷く。
    5. 食事の量の注意点;最も重要な、「食事の量の計算」(現在の給与量が、間違っているケースがほとんど)。体重維持または体力回復の為に、目標体重のカロリー計算で食事の基本量を設定する。一日に必要なカロリー量と食べるフードから、それぞれの組み合わせと量、そして回数を決める。目標のカロリー量に、食下量が不足の場合には「高カロリー食」も組入れる。
    6. 食事の与え方と食事姿勢の注意点;「食事と水の与え方」を、2日以内に確定する。

      自分で食べてくれて、薬の内服も受け入れてくれれば、一安心です。多くのケースで、「老犬は水分量の摂取不足や体調不良で脱水状態」にあります。自力で十分な水と食事が取れるように、努力してセッテイング・介護してあげて下さい。
      餌を食べる介護券

      寝たきり老犬の食事姿勢は、「起立位または犬座位」に近い状況に補助をする。(写真7)

    7. 食器とそのガード容器;目が見えない老犬には、食器を少し高い位置で、滑らないようにセットすると、食べやすいです。

      ガード食器で食事する介護犬

      老犬の食器は、こぼれ防止用にガード食器を使用する (写真8)

    8. 床ずれ防止の注意点;「寝たきりの老犬」には、床ずれによる皮膚の傷「挫創」を予防する為に、時々体位を変化・反転してやってください。また、皮膚のマッサージ・手足の屈伸マッサージも良いことですが、多少の技術が入ります。
    9. 無駄吠え犬・徘徊犬への注意点;吠える子・徘徊の子には、老齢犬に詳しい獣医さんに相談して「おくすりを頂く」とよいです。老犬は生活の場所や管理者が変化して、少し不安になっています。
    10. 皮膚の擦り切れの注意点:徘徊の子は、「手足の裏の肉球の後方周辺」も、時々チェックする事。寝たきりの犬で、足を動かす子には、床との摩擦で「皮膚の擦り切れ」が発生します。必要により、お薬や・包帯でカバーしてあげることも必要です。(写真 9・10)

      介護犬の肉球の確認

      老犬(徘徊犬)は、ときどき手足の裏の肉球周囲をよく観察する (写真9)

      皮膚の擦り切れを持つ介護犬

      皮膚の擦り切れには包帯でカバーする (写真10)

    11. 目が見えていない犬に、触る時の注意点と目薬投与;私共の関与する、「老齢犬のほとんどは、目が見えていません」。身体に触る時には、「頭・首の後をそ~となでて」から、体を触ると「犬は安心」します。また同時に、老齢犬のほぼ90%は結膜炎・角膜炎を患っているので、目薬を1日2回以上出来れば4回ぐらい、点眼してあげましょう。必要な目薬の選択には、老犬に詳しい獣医さんに相談してください。食べるフードの組み合わせの注意点;「食べるフード」を確定出来たら、それを続けましょう。いくつもの違った味付けパターンで、食事をセットするのは好ましいことではありません。また、基本食事が満足できれば、おやつは必要ありません。
    12. おむつの使用・付け方と管理の注意点;「おむつをセット」した場合には、「1日5回以上」おむつの中を確認してあげてください。最近では、ウンコがうまく穴から出てくれる、オッポ穴(+ウンコ穴)が楕円形に大きく開いている「優れもの」のおむつも、発売されています。(写真11)しかし、なんと言っても犬用より、「人用の介護おむつが、安くて良質」です。

おむつをする介護犬
寝たきり老犬用介護おむつ (写真11)

お尻の禅譲を受ける介護犬

オッポ穴+ウンコ穴ときどきおしりを洗浄・確認 (写真12)

「人用介護おむつ」を使用する場合には、「オッポ穴+ウンコ穴を、ハサミで開けて」使用してください。チョット練習すれば、うまく行きます。(写真13・14)

技術的ポイント;

  1. ウンコの出口(肛門)は、オッポの付け根のすぐ下です。 (写真12)
  2. 先にオッポ穴を開け(十文字に切る)て、オッポを通しておむつをセットしてから、楕円形にウンコ穴を拡大(開ける)する。(写真14)
  3. 使用するハサミは、台所用万能料理バサミが最適。

介護用に使用する人用おむつ

人用おむつ 吸水力に優れる。肌触り良し (写真13)

人用おむつに尻尾穴をあける

人用おむつにシッポ穴を開ける(十文字にはさみで開ける)(写真14)

このくらいが、「老犬の看護・介護のポイントの基本項目」です。いずれにしても、5~6回経験すれば、理解できます。

尚、電話での相談はお断りしております。

今日の授業は、ここまで。 マッサージや衛生管理は、また次回、乞うご期待。

動物取扱業許認可

登録種別

保管:E2402114
登録:H19年12月21日
有効期間の末日:H29年12月20日
販売:E2402113
登録:H19年12月21日
有効期間の末日:H29年12月20日
動物取扱責任者
片岡昭典