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かた21動物病院

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病院業務

猫免疫不全症(FIV:猫エイズ)ワクチン

猫免疫不全症FIVは猫のエイズと呼ばれているウイルス症で感染してもすぐに病気を発症するのではなく、数か月から数年後に後天免疫不全症候群(AIDS)を発病させる病気です。猫の免疫力を徐々に低下させていき、その結果、猫は様々な病気に罹りやすくなります。

持続感染状態になった猫の体内からFIVを完全に排除することはできません。初年度は、2-3週間隔で3回の注射を受けます。その後は1年更新の注射を受けます。

FIVの主要な感染経路は咬傷(喧嘩の際など)による水平感染です。交尾の際に見られる咬傷による感染も考えられ、まれに子猫への垂直感染もありますが、給水機やグルーミングで感染することはまずありません。なお、FIVがヒトに感染したという報告はありませんFIV感染症の病期は以下のように分類されます。

”フェローバックスFIVワクチンパンフレット”より

FIV感染症の病期を示した表

FIV感染症の病期を示した表

  • 急性期
    発熱、倦怠感、下痢、全身性のリンパ節腫大などの症状が認められるが、症状を示さない場合が多い
  • 無症候キャリアー(AC)期
    臨床症状は認められない。CD4陽性Tリンパ球の減少は進むが、免疫応答は正常に保たれる。
  • 持続性全身性リンパ節症(PGL)期 全身のリンパ節が腫大する。これといった臨床症状はないため、この時期を特定できない場合も多い。
  • AIDS関連症候群(ARC)期
    口内炎や歯肉炎、上部気道感染症などが多く、一般に難治性となる。免疫異常が進行し、慢性感染症や慢性炎症性疾患が認められ、数か月から数年程度持続する。
  • AIDS期
    著しい削痩、体重減少や日和見感染が認められる。その他に汎白血球減少症、貧血、腫傷、神経症状などがみられることがある。AIDS期と診断された症例は、多くの場合数か月以内に死亡する。
猫の口内炎

AIDS関連症候群初期 口内炎

猫の削痩

AIDS期 削痩